良いとか悪いとか・・・その根拠やいかに
胃潰瘍の原因だとされる、ピロリ菌。
こいつは悪者なのかな?
世界中の人の約50%が、ヘリゴバクター・ピロリ菌を胃の中に持っているようです。
この菌、人間の胃の中に5万年以上も前から生息し、人類とともに進化しているんです。
そんなに前からいる菌なのに、本当に悪者なのでしょうか?
ピロリ菌が胃の粘膜に住みつき、激しく活動すると、粘膜は胃をうまく保護することができなくなります。すると、食べ物だけでなく、胃の細胞の一部も胃酸に溶かされてしまいます。
ピロリ菌から刺激を受け続けた胃の細胞は、自分自身を傷つけ、破壊するようになります。
そして、胃潰瘍や癌に。
というわけで、ピロリ菌がみつかると抗生物質で「除菌」するのです。
逆に・・・
ピロリ菌にも数種類あり、胃癌の発症率が高くなるといわれているピロリ菌を持っている人は、胃癌の発症率が高い一方で、肺癌や脳卒中にかかって死亡する率が非常に低いのです。
しかも50%も低いのだとか。
そして興味深いことに・・・
喘息を患っているマウスの実験で、ピロリ菌が喘息の発症を抑えるという結果がでています。
抗生物質を使って除菌すると、喘息を発症するのだそうです。
喘息・アレルギー・糖尿病・皮膚病の患者さんは年々うなぎ上りに増えています。
そして、ピロリ菌が悪い!として除菌される人が年々増え、ピロリ菌保菌者の数は減り続けています。
つまり・・・
悪者ではないんじゃないの?
と感じませんか?
ピロリ菌は、私たちの免疫システムの機能の「安定」にかかわっているのでは?
だって5万年以上も人の免疫システムが扱ってきた菌です。
身体に悪さばかりするでしょうか?
一昔前にはなかったようなアレルギーや、自己免疫疾患が増えているのは、抗生物質乱用により、人類が長年守ってきた菌を殺し続けたからでは?
良いとか悪いっていうのは、見る方向をかえると、逆になったりしますよね。
何でも悪者にする前に、自分の「生き方」を見直すのが先かもしれませんね。
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ホメオパス 辛島 恵美(からしま えみ)
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